札幌の街なかに、どこか懐かしく、心地よい蹄(ひづめ)の音が響きます。
札幌時計台や北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)など、札幌を代表する観光スポットを馬車に揺られながら巡る「札幌まちばしゃ」。徒歩とも観光バスとも違う、ゆったりとした目線で札幌中心部の風景を楽しめる、約30分の市内観光ツアーです。
馬車を引いてくれるのは、元ばんえい競走馬の「キタノダイナミック号」。親しみを込めて「だいちゃん」と呼ばれている、大きくて穏やかな馬です。
札幌駅や大通公園周辺で楽しめる少し特別な観光体験を探している方、北海道らしい思い出を残したいご家族やカップルにおすすめです。
「札幌まちばしゃ」は、大通公園周辺を出発し、札幌時計台や赤れんが庁舎など、札幌中心部の見どころを馬車から眺める観光体験です。
地下鉄大通駅からアクセスしやすい場所で参加でき、所要時間は約30分。札幌旅行の限られた時間にも組み込みやすく、観光やショッピングの合間にも楽しめます。
高い位置にある馬車の座席から街を眺めると、普段とは少し違った札幌の表情が見えてきます。建物の外観や街路樹、大通公園の季節の景色をゆっくり眺められるのは、馬車ならではの魅力です。
車の音が行き交う都会の真ん中で聞こえる、だいちゃんの「パカッ、パカッ」という蹄の音。道行く人が笑顔で手を振ってくれることもあり、乗っているだけで自然と楽しい気持ちになる、温かな札幌観光です。
主役は、2015年生まれの牡馬「キタノダイナミック号」、愛称は「だいちゃん」です。
北海道のばんえい競馬で活躍し、2021年に競走馬を引退。現在は「札幌まちばしゃ」の観光馬として、新たな“馬生”を歩んでいます。
大きく力強い体をしていますが、性格は人懐っこく、おっとり。街中の車や人にも動じにくい、落ち着いた性格の持ち主です。大好物はニンジンなのだとか。
北海道開拓の歴史において、馬は人々の暮らしや産業を支えてきた大切な存在です。そんな馬と一緒に、北海道の歴史を感じる建物が残る札幌中心部を巡る時間は、単なる移動や観光を超えた、北海道らしい物語のある体験になります。
通常コースでは、大通公園周辺を出発し、札幌市時計台や赤れんが庁舎などを巡ります。
札幌市時計台は、札幌を象徴する観光名所のひとつ。赤れんが庁舎は、北海道の歴史を伝える重厚なれんが造りの建物です。
徒歩で巡ると移動に意識が向きがちですが、馬車なら座って景色を眺めながら、札幌の街並みを楽しめます。観光バスよりも街との距離が近く、歩くよりものんびり。札幌の風や季節の空気を感じられる、ちょうどよい速度の観光です。
運行ルートは交通状況や運行日により変更される場合があります。また、2026年度には日曜日限定の「すすきのコース」も予定されています。札幌を代表する繁華街・すすきのを馬車で巡る、ひと味違ったコースにも注目です。
「札幌まちばしゃ」は、小さなお子さまと一緒の札幌観光にもおすすめです。
目の前で見るだいちゃんの大きさや、力強く馬車を引く姿は迫力満点。動物が好きなお子さまにとって、忘れられない北海道旅行の思い出になるでしょう。
所要時間は約30分なので、長時間の観光が難しいお子さまにも参加しやすいのがうれしいポイント。保護者同伴で小さなお子さまも乗車でき、ご家族そろって楽しめます。
札幌の街並みだけでなく、元ばんえい競走馬の第二の活躍を間近に感じられるため、馬について親子で話すきっかけにもなりそうです。
大きなだいちゃんと馬車、そして札幌時計台や赤れんが庁舎。札幌らしさが詰まった光景は写真映えも抜群です。
カップルでの札幌デートや、友人同士の北海道旅行、三世代での家族旅行など、さまざまな場面で楽しめます。
季節によって変わる大通公園の景色も見どころ。春から初夏の爽やかな緑、夏の青空、秋の色づいた街路樹など、その時期だけの札幌の表情と一緒に、旅の思い出を写真に残してみてください。
2026年度は、5月21日から11月頃までの木曜日・金曜日・土曜日・日曜日・祝日を中心に運行予定です。
出発時刻は、10時55分、11時55分、12時55分、13時55分、14時55分の1日5便を予定。所要時間は約30分です。
集合場所は、大通西3丁目の大通ビッセ前、北洋銀行本店付近。地下鉄大通駅13番出口から徒歩約1分と、札幌市内観光に便利な場所です。
料金は大人4,000円、子ども2,000円。1名から申し込みできるため、一人旅で札幌を訪れる方にもおすすめです。
運行日、出発時刻、コース、料金などは変更される場合があります。雨天や強風、だいちゃんの体調などによって運休となる場合もあるため、予約時に最新情報をご確認ください。
有名な観光地を効率よく巡るだけではなく、その街の音や空気、そこで活躍する人や動物との出会いを楽しむことも、旅の大切な魅力です。
ゆっくりと進む馬車から眺める札幌の街。都会の中心に響く蹄の音。元ばんえい競走馬・だいちゃんの穏やかな表情。
「札幌まちばしゃ」には、徒歩観光やバスツアーでは味わえない、優しく流れる時間があります。
札幌時計台や赤れんが庁舎を訪れる予定の方は、いつもとは少し違う馬車からの札幌観光を楽しんでみませんか?
北海道旅行の始まりに、旅の締めくくりに。だいちゃんと一緒に巡る約30分が、札幌での特別な思い出になりますように。