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【夏休みの自由研究にも!】親子でいかだを作って、ニセコ・尻別川を冒険しよう

北海道体験 編集部

2026.08.10

材料を組み合わせ、ロープでしっかり固定して、自分たちの「いかだ」を作る。

完成したら実際に川へ運び、親子で乗り込んで川下りに挑戦!

今回ご紹介するのは、ニセコ・倶知安で開催される夏季限定の「手作りいかだ川下り体験」です。

用意されたボートに乗る一般的なラフティングとは違い、体験は自分たちのいかだを作るところから始まります。

「どのように組み立てれば人が乗っても壊れないのか」

「なぜ、重い材料が水に浮くのか」

「川の流れの中で、どうすれば進みたい方向へ進めるのか」

親子で考え、協力して作り上げたいかだで、ニセコを流れる尻別川へ。

ものづくりの面白さ、自然の中で遊ぶ楽しさ、川の力を体感するスリル、そして親子で一つのことを成し遂げる達成感が詰まった、夏休みならではの冒険です。

■完成品ではなく、自分たちで作るところからスタート

この体験の最大の魅力は、川下りに使ういかだを自分たちの手で作ることです。

最初から完成したボートが用意されているわけではありません。

材料を並べ、いかだの形を考え、ロープを使って一つずつ組み上げていきます。

見た目は簡単そうでも、人が乗って川を下れる強度を持たせるには、結び方や固定する位置が重要です。

ロープが緩ければ、川を下っている途中でいかだが不安定になったり、材料がずれたりするかもしれません。

「ここをもっと強く結んだ方がいいかな?」

「こちらも固定した方が安定するんじゃない?」

親子で意見を出し合い、試行錯誤しながら作業を進めます。

初めてでも、スタッフが材料の扱い方や組み立て方を丁寧にサポートするので安心です。

すぐに正解を教えてもらうのではなく、自分たちで考えて手を動かす。その過程こそが、この体験の大切な時間です。

■親子の役割分担が、いかだを完成させる

いかだ作りは、親子の共同作業にぴったりです。

材料を支える人、ロープを通す人、結び目を確認する人。家族で役割を分担しながら、一つのいかだを作り上げていきます。

子どもの思いがけないアイデアが役に立つこともあれば、大人の力や経験が必要になる場面もあります。

普段の生活では、親が子どもに教えたり、手伝ったりすることが多いかもしれません。

しかし、自然の中で初めての課題に挑戦するときは、大人も子どもも同じチームの仲間です。

「本当にこれで浮くかな?」

「途中で壊れないかな?」

少しの不安と期待を抱きながら完成したいかだには、買ったものや用意された乗り物とは違う、特別な愛着が生まれます。

自分たちの手で作ったものが、本当に人を乗せて川に浮かぶ。その瞬間の驚きと喜びは、親子にとって忘れられない思い出になるでしょう。

■完成したいかだで、尻別川の川下りへ!

いかだが完成したら、いよいよ川下りへ出発です。

舞台となる尻別川は、羊蹄山周辺の豊かな自然の中を流れる、ニセコを代表する川です。

自分たちで作ったいかだを川へ浮かべ、全員で乗り込みます。

最初に感じるのは、水面との近さです。

ゴムボートを使った一般的なラフティングに比べ、いかだは川面がすぐ目の前。水の流れや冷たさ、水しぶき、川底の石まで、自然をよりダイレクトに感じられます。

パドルを動かし、みんなで声を掛け合いながら川を進みます。

思うように前へ進まなかったり、いかだが回転したり、水しぶきを浴びたり。予定どおりにいかないからこそ、川下りは面白くなります。

途中では、参加者同士で水を掛け合ったり、川の状況に応じて水遊びを楽しんだりすることも。

夏の太陽の下、冷たい尻別川の水に触れながら、親子で思いきり笑って遊べる体験です。

■「壊れないかな?」というスリルも手作りならでは

自分たちで作ったいかだに乗ると、完成したボートとは違うドキドキ感があります。

ロープはしっかり結べているか。川の流れに負けず、最後まで形を保てるか。

いかだが少し揺れたり、材料が動いたりするたびに、乗っている全員が声を掛け合います。

万が一、うまくいかない部分が見つかっても、それも大切な体験です。

何が原因だったのか、どうすればもっと丈夫になったのかを考えることで、ものづくりの学びが深まります。

完成することだけが目的ではなく、作り、試し、結果を確かめ、必要なら改善する。

教室で学ぶだけでは分かりにくい「試行錯誤」を、身体全体で体験できます。

■夏休みの自由研究におすすめ

いかだ作りと川下りは、夏休みの自由研究にもぴったりです。

いかだを作る前に予想を立て、作業工程や使った材料、結び方を写真やイラストで記録。体験後に、実際に浮いた理由や、川で乗ったときに起きたことをまとめれば、自分だけの自由研究になります。

例えば、次のようなテーマが考えられます。

・重い材料で作ったいかだが、なぜ水に浮くのか
・人が乗っても壊れない形とロープの結び方
・乗る人数や重さによる、いかだの沈み方の違い
・川の流れと、いかだが進む方向の関係
・パドルを使って方向を変える方法
・安全に川遊びをするために必要な装備と行動
・尻別川の自然や生き物について

「浮力」「水の抵抗」「重心」「流速」といった理科の視点だけでなく、設計、ものづくり、安全、防災、自然環境など、さまざまな切り口でまとめられます。

自分で作り、実際に乗った経験があるため、インターネットや本で調べただけでは書けない、実感のこもった研究になるはずです。

■遊びながら水辺の安全も学ぶ

川は楽しい場所ですが、自然の水辺には危険もあります。

この体験では、ライフジャケットやヘルメットを着用し、ガイドの案内のもとで川下りを行います。

体験を通して、水難事故を防ぐために必要な装備や、川での行動、万が一のときの対処について考える機会にもなります。

なぜライフジャケットが必要なのか。

川では、どのような場所や行動に注意すべきなのか。

流れのある水と、プールの水は何が違うのか。

実際の川で体験することで、安全に関する説明も自分のこととして理解しやすくなります。

自然を怖がって遠ざけるのではなく、その力を知り、必要な準備とルールを守って楽しむこと。それも、この夏の冒険から得られる大切な学びです。

■3歳から参加できる夏限定体験

参加対象は3歳以上で、5歳以下のお子さんは保護者同伴です。

小学生の親子はもちろん、中学生や高校生を含む家族、三世代での旅行、友人グループにもおすすめです。

参加人数は2名から最大15名まで。人数が多いほど、材料を運ぶ、組み立てる、ロープを結ぶ、完成状態を確認するなど、役割分担の面白さが広がります。

体験時間は約3時間で、午前9時と午後1時から開催。川の水量などにより、所要時間が変わる場合があります。

2026年の開催予定は6月27日から8月31日まで。川遊びが気持ちよい、夏だけの期間限定プログラムです。

夏休み中の開催日は予約が集中する可能性があるため、旅行日程が決まった方は早めの申し込みがおすすめです。

■体験を案内する「冒険家族」

ツアーを主催する「冒険家族」は、1993年に旧小学校を再利用して誕生した、ニセコ・倶知安の宿泊・自然生活体験施設です。

冒険家族が大切にしているのは、用意された楽しさを受け取るだけではなく、自分で考え、身体を動かし、作る過程そのものを楽しむこと。

いかだ作りも、単に川を下るための準備ではありません。

みんなで考え、失敗しそうになり、工夫し、力を合わせて完成させるところから、すでに冒険は始まっています。

子どもたちが自然の中で新しいことに挑戦し、うまくいかないときにも考え直し、仲間と協力して前へ進む。

そんな体験が、日常に戻った後にも役立つたくましさや自信につながっていきます。

■参加時の服装とアクセス

集合場所は、北海道倶知安町比羅夫の「冒険家族」です。

札幌から車で約2時間30分。JR倶知安駅から無料送迎も利用できるため、希望する場合は申し込み時にご相談ください。

当日は必ず濡れてもよい服装で参加し、着替えとタオルをご用意ください。

ジーンズや綿素材のパンツは、水を吸うと重くなるため着用できません。乾きやすく、動きやすい服装がおすすめです。

足元は、かかとを固定できるウォーターシューズなどをご用意ください。かかとのないビーチサンダルは使用できません。ウォーターシューズは有料レンタルもあります。

ライフジャケットとヘルメットは主催者が用意します。

■今年の夏は、親子でゼロから冒険を作ろう

用意されたボートに乗るのではなく、自分たちでいかだを作る。

完成したいかだを川へ運び、本当に浮くか確かめる。

親子で乗り込み、声を掛け合いながら尻別川を下る。

このツアーでは、ものづくりと川遊びが一つの物語としてつながっています。

完成した瞬間の喜び。川に浮いたときの驚き。水しぶきを浴びながら進む興奮。そして、無事にゴールしたときの達成感。

親子で一緒に悩み、作り、笑い、冒険した時間は、写真だけでは残せない夏休みの思い出になるはずです。

今年の夏は、ニセコの自然を舞台に、家族だけのいかだと冒険を作ってみませんか?

▼夏季限定!自作のいかだでニセコ・尻別川を川下り