北海道を旅行していると、道路脇や牧草地でエゾシカを見かけることがあります。
車窓から見る姿は、北海道らしい風景のひとつ。
でもその一方で、エゾシカの増加は、農林業被害や交通事故、生態系への影響など、北海道各地で大きな課題になっています。
北海道では「北海道エゾシカ対策推進条例」や管理計画に基づき、個体数管理のための捕獲や、捕獲したエゾシカの有効活用などを進めています。北海道
今回ご紹介するのは、そんな北海道の現状を、実際の狩猟現場に同行しながら知る
「鹿ハンティングツアー」。
新ひだか町三石で、12月から2月までの日程限定で開催される特別な体験です。北海道体験
エゾシカは北海道を代表する野生動物です。
しかし個体数が増えれば、人の暮らしとの摩擦も増えていきます。
北海道によると、エゾシカが関係する交通事故は2025年に6,705件。
特に10月から11月には年間事故の約41%が集中しました。北海道
さらに農作物や森林への被害、生物多様性への影響もあり、北海道では捕獲を含む個体数管理が続けられています。北海道
「シカがたくさんいる」
という一言の裏に、
農家の暮らし。
道路を走る人の安全。
森林やほかの生き物。
そしてエゾシカ自身の生息環境があります。
このツアーは、そんな問題を資料だけで知るのではなく、実際の現場へ行って考える体験です。
集合は新ひだか町三石の「ぽると・みついし」。
時間は日の出に合わせて変わり、おおむね早朝5:30~7:00頃です。
受付後、参加者はスタッフの車に乗り、ハンターの車を追って狩猟場所へ向かいます。
そして車内から、実際のハンティングを見学します。北海道体験
エゾシカを探すハンターの視線。
動物の痕跡。
周囲の地形。
そして獲物を見つけた時に変わる空気。
普段の観光では触れることのできない、北海道の野生動物管理の現場です。
ここはとても大切なところです。
相手は野生のエゾシカ。
天候や自然条件によっては、鹿に出会えない場合もあります。北海道体験
でも、それも含めて狩猟の現実です。
「決められた場所へ行けば動物が待っている」
という体験ではありません。
どこにいるのか。
今日は動いているのか。
風や雪の状態はどうか。
自然を読みながら動く時間そのものが、このツアーの一部です。
参加者が銃を持ったり、発砲したりする体験ではありません。
現役ハンターの狩猟に同行し、スタッフ車両の中から見学するツアーです。
法律上、参加者が猟銃に触れることもできません。北海道体験
対象は18歳以上。
安全確保のため、現地では必ずハンターとスタッフの指示に従って参加します。
また、このツアーでは写真・動画の撮影、SNSへの投稿は禁止されています。北海道体験
スマートフォン越しではなく、自分の目で現場を見る。
そんな体験でもあります。
「ハンティング」と聞くと、獲物を仕留める瞬間だけを想像するかもしれません。
でも実際には、その背景にもっと大きな課題があります。
北海道の2026年度捕獲推進プランでは、2歳以上のメスジカの妊娠率は90%を超え、捕獲などが行われない条件下では年率15~20%程度で増加するとされています。北海道
だからこそ、
どのくらいの個体数が適正なのか。
どのように人と野生動物が共存するのか。
捕獲した命をどう活用するのか。
そうしたことを考えながら、行政・地域・ハンターがエゾシカ対策に取り組んでいます。
このツアーは、その一端を実際の現場で知る機会です。
2026-27シーズンは、毎日開催される体験ではありません。
開催日は次の12日間です。
12月
6日・13日・20日・27日
1月
10日・17日・24日・31日
2月
7日・14日・21日・28日
日の出前に集合し、所要は約3時間。
早朝の冬の日高で、いつもの北海道観光とはまったく違う時間が始まります。北海道体験
雄大な自然。
かわいい野生動物。
おいしい食。
それも北海道です。
でも、その自然と人間の暮らしの間では、さまざまな課題も起きています。
エゾシカが増えるということ。
捕獲するということ。
野生動物と共に暮らすということ。
簡単に答えを出せるテーマではありません。
だからこそ、現場を見る意味があります。
観光だけでは見えてこない、現在の北海道を知る。
そんな旅をしてみたい方に参加してほしい、日程限定のプログラムです。
開催地
新ひだか町三石
2026-27シーズン開催日
12/6・13・20・27
1/10・17・24・31
2/7・14・21・28
所要時間
日の出から約3時間
集合時間
日の出30分前を目安に5:30~6:30頃
※予約時に案内
料金
1名参加:23,100円
2名以上:1名16,500円
対象
18歳以上
集合場所
ぽると・みついし
北海道日高郡新ひだか町三石本町54-4
服装
防寒着・手袋・冬用シューズ・カイロなど、十分に暖かい服装
※野生動物のため、エゾシカとの遭遇を保証するものではありません。
※参加者が猟銃に触れたり、狩猟を行ったりするツアーではありません。
※写真・動画撮影、SNS投稿は禁止されています。